グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもは、言葉の遅れや意思の疎通が難しいことがあります。そのため、「なにが好きかわからない」と感じることもあるのではないでしょうか。
おもちゃを与えても「遊ばない」「興味を示さない」という場合もあり、買ったおもちゃが無駄になってしまうこともあります。
グレーゾーンやASDの特徴を持つ子どもの興味を知るために、おすすめしたい知育玩具は「キッズカメラ」です。
子どもの興味を引き出し、楽しみながら自己表現できるツールとして注目されています。
本記事では、キッズカメラの特徴やメリットやデメリットを詳しく紹介します。
外遊びで五感を刺激する知育玩具としても期待できるキッズカメラを活用し、グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもの興味を覗いてみましょう。
- キッズカメラとは?
- グレーゾーンや自閉症(ACD)児にキッズカメラを与えるメリット
- グレーゾーンや自閉症(ASD)児にキッズカメラを与えるデメリット
- グレーゾーンや自閉症(ASD)児におすすめのキッズカメラの選び方
- グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもにおすすめのキッズカメラ10選!
- 1. CIMELR|1,080PHDで動画もキレイ!
- 2. MiNIPIC ミニピク|ゲーム機能なし!カメラ本来の楽しみが味わえる
- 3. Piclet®|最大4,000万画素の本格カメラ!
- 4. ピントキッズ|全11種類!豊富なカラーバリエーション
- 5. HOMMIE|柴犬や恐竜のシリコンカバーが可愛い!
- 6. リトポラ キッズカメラ|ゲームなしカメラも仲間入り!
- 7. ElecTown キッズカメラ|親子撮影機能が楽しめる!
- 8. キッズカメラ KIDS CAMERA|高画質4,800万画素!美しい動画撮影
- 9. You Ten キッズカメラ|重量59gの超軽量設計
- 10. RONHAN|水深10m!プールやビーチで大活躍!
- キッズカメラはグレーゾーンや自閉症児の自己表現の場!
キッズカメラとは?
キッズカメラとは、子ども向けにデザインされた頑丈で使いやすいカメラです。
幼児から小学生を対象にしたモデルが多く、大きなボタンやシンプルな操作性が特徴です。
子どもの手のひらサイズのデザインで、小さな手でも簡単に取り扱えるよう設計されています。
耐衝撃性や防水、防塵性能が備わったキッズカメラもあり、子どもの成長やニーズに合わせて選べることから、プレゼントとしても人気の高い知育玩具です。
キッズカメラに収められた記録には、子どもたの興味が詰まっています。
日常ではわからない子どもの興味を発見できるかもしれません。
子どもの「好き」がわからない方は、ぜひカメラの視線から興味を覗いてみてください。
キッズカメラと似ている商品に、トイカメラがあります。
トイカメラとは、子どもから大人までを対象としたカメラで、チェキやポラロイドのようなインスタントカメラや、撮影機能を搭載しないおもちゃのカメラを指します。
グレーゾーンや自閉症(ACD)児にキッズカメラを与えるメリット
グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもに、キッズカメラを与えるメリットを紹介します。
メリット1:グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもの自己表現
グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもにとって、キッズカメラは自己表現の場となります。
キッズカメラをプレゼントしたら、まずは子どもに自由に撮影させてみましょう。
画像を通じて子どもの趣味や関心を知ることで、自己表現できる環境を提供しやすくなります。
旅行やイベントに組み込むこともでき、家族の絆やコミュニケーションも深めることが可能です。
子どもの好きなものがわかれば、誕生日や記念日のプレセント選びにも役立ちます。
メリット2:視覚的な学びと探求心の向上
グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもは視覚優位な傾向があるため、写真や映像に興味を示すことがあります。
グレーゾーンや自閉症(ASD)のある子は、視覚から入る情報が言葉よりも理解しやすい特徴です。これを、「視覚優位」と呼びます。
また、耳から聞こえる音(言葉)の方が理解しやすい特徴を「聴覚優位」と呼びます。
キッズカメラで撮影した写真を通じて、物事の関係性やパターンを視覚的に理解しやすくなります。
例えば、植物の成長過程や四季の移りかわりなど、言葉では説明が難しいものを画像に残すことで、視覚的に理解や整理しやすなります。
撮影対象を探す探求心も養われ、外の世界に興味を示すキッカケにもなるでしょう。
メリット3:こだわりを活かした好奇心や観察力の向上
グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもは、こだわりを強く示す傾向があります。
こだわりの対象は物や人だけでなく、自然や虫などさまざま。
キッズカメラを活用すれば、撮影した画像を通じ、子どもが興味を示す景色や世界の共有が可能です。
キッズカメラの多くはズームや動画機能が搭載されているので、家に帰ったあとでも観察できるメリットがあります。
また、撮影した画像と本や辞典を照らし合わせた学習にも活用でき、知識を深めるのにも役立ちます。
メリット4:自己効力感の向上
キッズカメラを使用して思い通りの撮影ができると、成功体験により自己効力感を感じやすくなります。
自己効力感とは、目標を達成する能力を「信じる力」のことよ!
成功体験の繰り返しは自信へとつながり、将来的に「意欲的に課題へ取り組む姿勢」をサポートしてくれます。
メリット5:スマホ依存を回避
静かにしていて欲しい場所や待ち時間が長いとき、目が離れる瞬間など、ついついスマホに頼ることってありませんか?
ワンオペだと料理や洗濯など、家の中でも目を離す瞬間って結構あるのよね!
スマホでYouTubeやゲームをしていると集中してくれるけど、子どもには見せたくない広告が表示されちゃうし…。
キッズカメラは撮影だけでなく、知育ゲームや音楽が聴ける機能が搭載されている多機能型が多くなっています。
スマホのように、子どもには見せたくないキワドイ広告が表示される心配もないので、目を離すときに大変便利です。
日頃からスマホを見せる機会が少なくなれば、自然とスマホ依存のリスクも回避できます。
グレーゾーンや自閉症(ASD)児にキッズカメラを与えるデメリット
グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもにとって、キッズカメラはデメリットもあります。
全ての子どもに当てはまる事例ではありませんが、次にあげるリスクをしっかりと把握しておきましょう。
デメリット1:過度な刺激のリスク
グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもには、感覚敏感の特徴を持つ子もいるでしょう。
敏感になる感覚は人それぞれですが、キッズカメラが与える以下のような刺激が懸念されます。
- フラッシュによる視覚刺激
- 音による聴覚刺激
- 操作中に感じる触覚刺激
これらの刺激により、ストレスや興奮を引き起こす可能性があります。
日ごろから感覚過敏がみられる子には、音やフラッシュの調整ができるキッズカメラを選ぶようにしましょう。
デメリット2:依存のリスク
グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもには、こだわりの強さや集中力の高さから、キッズカメラに依存し過ぎるリスクが考えられます。
没頭し過ぎることで、日常生活の妨げとなる可能性や社会的孤立のリスクもあるでしょう。
また、破損や故障、紛失などのトラブルに柔軟に対応できず、パニックを引き起こす可能性もあります。
グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもにキッズカメラを与えるときは、一人で没頭する時間が多くなりすぎぬよう、あらかじめルール作りをしましょう。
グレーゾーンや自閉症(ASD)児におすすめのキッズカメラの選び方
グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもに、キッズカメラを選ぶときのポイントを紹介します。
耐衝撃性
グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもにはキッズカメラをプレゼントするときは、耐衝撃性のあるカメラを選ぶと良いです。
子どもが誤って落す可能性を想定し、耐衝撃性が優れています。
また、海やプール、雪など、水がつきやすい場面での利用には、防水性の高いキッズカメラがおすすめです。
ストラップ付きのキッズカメラを選べば、破損や故障の原因となる落下を防止できます。
シンプルな操作性
グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもには、シンプルな操作性のキッズカメラを選びましょう。
カメラの中には、光学ズーム機用やセルフタイマー、ゲーム機能やフレーム機能など、さまざまな機能を搭載したキッズカメラがあります。
多機能なカメラは利点も多いですが、自閉症(ASD)の子どもには情報量が多すぎて処理しきれないかもしれません。
キッズカメラを選ぶときは、子どもの特性に合わせた操作性を選びましょう。
軽量で持ち運びやすい
グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもにキッズカメラを選ぶときは、軽量で持ち運びしやすいサイズを選びましょう。
また、ストラップの長さ調節も忘れずに行ってください。
長すぎるストラップは、周囲の物に引っかかり、大事故につながるリスクがあります。
首から下げたとき長すぎないか、必ずチェックしましょう。
視覚や聴覚刺激の調整
グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもにキッズカメラを選ぶときは、フラッシュや音の調整ができるカメラを選びましょう。
とくに、フラッシュや撮影音は刺激が大きいため、興奮やパニックを引き起こす可能性があります。
プレゼントする家庭も多いとは思いますが、贈る前に一度開封し、特性に合わせた設定を行いましょう。
充電の持ち
グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもにキッズカメラを選ぶときは、長時間使用できるバッテリーのカメラを選びましょう。
外出時にバッテリー切れが発生すると、使えなくなったことで、パニックを引き起こす可能性があります。
長時間使用可能の物や、携帯バッテリーで充電できるキッズカメラを選ぶと安心です。
グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもにおすすめのキッズカメラ10選!
グレーゾーンや自閉症(ASD)の子どもにおすすめのキッズカメラ10選を紹介します。
1. CIMELR|1,080PHDで動画もキレイ!
CIMELRのキッズカメラは、安全基準を備えた環境に優しい素材で、非毒性、耐衝撃性、耐久性のある素材です。
動画や自撮り撮影もできます。
シリコンケースやストラップ付なので、もしもにもしっかり備えも万全です。
2. MiNIPIC ミニピク|ゲーム機能なし!カメラ本来の楽しみが味わえる
MiNIPIC ミニピクは、ゲーム機能がなくカメラ本来の楽しみ方ができるキッズカメラです。
8倍ズームまで付いているので、動物や虫の撮影にも適しています。
正規販売店からの購入で、30日間の全額返金保証やレビュー掲載による1年保証の延長も可能です。
自分都合でも30日間は返品交換なので、万が一「遊ばない」「興味を示さない」となっても安心です。
3. Piclet®|最大4,000万画素の本格カメラ!
Piclet®は、最大4,000万画素数のキッズカメラです。初めから日本語設定されているので、届いたその日から使えます。
28種類のフレームや8倍ズーム搭載。
2~3時間の充電で、約2000枚の写真と2~3時間の動画撮影が可能です。
付属のUSBを使って、PCに簡単取り込みもできます。
4. ピントキッズ|全11種類!豊富なカラーバリエーション
ピントキッズは2.4インチの大画面が特徴のキッズカメラです。
連続使用が3時間可能なため、外出時のバッテリー切れの心配も軽減。
音楽やゲーム機能も搭載されているので、待ち時間にも最適です。
ゲームにはロック機能も付いているので、遊びすぎ防止にもバッチリ対応!
5. HOMMIE|柴犬や恐竜のシリコンカバーが可愛い!
HOMMIEは、柴犬や恐竜、パンダの可愛いアニマル柄カメラケースが魅力のキッズカメラです。
3,200万高画質のオートフォーカス機能付きなので、大切な思い出もしっかり残せます。
連続撮影が4時間可能で、動画撮影も可能です。
OTG変換アダプタ(別売り)を利用すれば、スマホに転送もできます。
6. リトポラ キッズカメラ|ゲームなしカメラも仲間入り!
リトポラは、写真だけでなく動画や知育ゲーム機能が搭載された多機能キッズカメラです。
ゲームなしのカメラも登場し、さまざまなシーンで利用ができるようになりました。
太めのストラップで、首への負担も軽減できます。
7. ElecTown キッズカメラ|親子撮影機能が楽しめる!
可愛い収納袋が付属のキッズカメラです。
3連写付きで、タイミングを合わせるのが難しいアクティブな写真も、簡単に撮影できます。
ラッピングサービスでは、マジックテープが採用されているので、プレゼント前に動作確認も可能です。
キッズカメラでは珍しい親子撮影機能も楽しめます。
8. キッズカメラ KIDS CAMERA|高画質4,800万画素!美しい動画撮影
キッズカメラ KIDS CAMERAは、立体的な動物のシリコンカバーが印象的なキッズカメラです。
可愛い猫やヒヨコ、男の子に人気が高い恐竜やサメ柄もあります。
4,800万画素の高画質・高精細なので、美しく思い出を残したい方におすすめです。
9. You Ten キッズカメラ|重量59gの超軽量設計
You Ten キッズカメラは、大人が踏んでも大丈夫!驚きの耐久性が魅力のキッズカメラです。
シャッター音調整がついているので、音が気になる場所でも気軽に利用できます。
4,042万画素なので、美しい写真を残したい方におすすめです。
10. RONHAN|水深10m!プールやビーチで大活躍!
RONHANは、水中撮影が可能なキッズカメラです。
手首や自転車、安全帽の固定装置付きなので、アクティブな運動中でも紛失や落下を防止できます。
4,000万高画質と1,080PHD録画だから、通常使いもOK!ゲームや音楽再生も内蔵されています。
雨天時のイベントにもおすすめです。
キッズカメラはグレーゾーンや自閉症児の自己表現の場!
キッズカメラは、グレーゾーンや自閉症(ASD)児の興味を知ることができ、五感遊びにもおすすめな知育玩具です。
取った画像を子どもと共有することで、興味を知るだけでなくコミュニケーションも深まります。
なお、過度な刺激や依存のリスクが懸念されるため、音やフラッシュ、ゲーム機能などの設定を行ってからプレゼントしましょう。
「おもちゃで遊ばない」「興味がわからい」という方は、キッズカメラを通じ子の目線の先を覗いてみてください。
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