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【遊ばない理由】グレーゾーンやASD児の特徴とは?感覚遊びにおすすめブロック10選

ブロック

「遊ばない」と感じることは、グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)の子どもを育てる保護者にとって大きな悩みの一つです。

この記事では、グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)の子どもが遊ばない理由やその対策を詳しく解説します。

また、ブロック遊びが持つ効果や注意点、グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)の子どもにおすすめブロック10選も紹介します。

グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)の子どもの特徴を理解し、早い段階からアプローチし成長をサポートしていきましょう。

【遊ばない理由】グレーゾーンやASDの子どもの特徴とは?

グレーゾーンとは、発達において一部の遅れや違いが見られるが、正式な診断には至らないケースを指します。

一方、自閉スペクトラム症(ASD)は、社会的なコミュニケーションや行動において特定の特徴を持つ障害です。

こうした子どもは、しばしば「遊ばない」「遊びに興味を示さない」といった行動が見られますが、それには以下のような特徴が関係しています。

感覚過敏または感覚鈍麻の特徴がみられる

グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)の子どもは、感覚過敏や感覚鈍麻の特徴がみられます。

感覚過敏とは、音や光、触覚など、特定の感覚に対し過剰に反応する特徴のことです。

感覚過敏の子どもは、以下のような刺激の強い場所や刺激を避ける(嫌がる)場合があります。

  • 光や音が強い場所(花火大会・コンサート・プロジェクションマッピング)
  • 人の多い場所(ショッピングモール・学校・祭り)
  • 床や水(フローリング・プール・お風呂)

感覚過敏がある子どもは、足の裏やかかとが地面につくのが苦手で「つま先立ち」で歩く子もいます。

一方、感覚鈍麻の子どもは痛みや温度の変化に対し反応が薄く、以下の特徴が見られます。

  • 転んでも泣かない・痛がらずに遊び続ける
  • 暑い日に長袖で過ごす・寒い日に半袖で過ごす
  • 新しいものへの興味が薄い・変化のない物や環境を好む

また、刺激に対する反応が薄いため、新しいおもちゃを与えても「遊ばない」「同じ遊びを繰り返す」という特徴が見られます。

他の子どもとの関わりが苦手

グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)の子どもは、他の子どもと一緒に遊ぶことに対して苦手意識を持つことがあります。

これは、以下のような社会的なスキルの発達が遅れているためです。

  • コミュニケーションの難しさ: 言葉やジェスチャーを使って他の子どもと意思疎通を図ることが難しいため、遊びの中でのやり取りがスムーズにいかない。
  • 理解と共感の不足: 他の子どもの気持ちや意図を理解するのが難しく、その結果、遊びの中での協力や共有がうまくいかない。
  • ルールの理解不足: 遊びにはルールが伴うことが多いですが、これを理解し守ることが難しいため、他の子どもと一緒に遊ぶことが困難になる。
  • 一人遊びの好み: 社会的な相互作用が難しいため、一人で遊ぶことを好む傾向があります。これにより、他の子どもと遊ぶ機会が減り、さらに社会的スキルの発達に遅れが生じやすくなります。

なお、このような特徴を改善しようと無理強いするとパニックを引き起こす恐れがあります。

心の乱れやストレスにも影響するため、子どもが求めるスピード感を大切にし、少しずつ社会的スキルを育んでいきましょう。

特定の興味に偏る傾向

グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)の子どもは、特定の興味に偏る傾向があります。

そのため、与えたおもちゃに興味を示さないことがあり、遊ばないと思われがちです。

しかし、興味に偏りがあるだけで、決して遊ばないわけではありません。

  • 特定の玩具への執着: ブロックやパズルなどの特定の玩具に強い興味を持ち、そればかりで遊ぶことがある。
  • 他の遊びへの無関心: 他の種類の遊びにはあまり関心を示さず、他の子どもと一緒に遊ぶ機会が減る。
  • 集中力の高さ: 特定の興味を持つ物事に対しては非常に集中力が高く、長時間取り組める。

興味が薄く執着する子どもは、好みに合わせたおもちゃ選びや環境づくりをしていきましょう。

コミュニケーションの困難さ

グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)の子どもは、言葉の発達が遅れや非言語コミュニケーションが苦手な場合があります。

そのため、以下のようなコミュニケーションの困難さに悩むこともあるでしょう。

  • 言葉の発達の遅れ: 言葉を使って他者と意思疎通を図ることが難しいため、他の子どもと遊びを共有することが難しい。
  • 非言語コミュニケーションの苦手さ: ジェスチャーや表情を使って意思を伝えることが苦手なため、自分から遊びを提案したり、他の子どもと遊びを楽しんだりできない。

コミュニケーションが苦手な子には、無理強いするのではなく、自然に関われる環境を作っていきましょう。

ルーティンやこだわりの強さ

グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)子どもは、特定のルーティンやこだわりを強く持つことがあります。

  • 決まった遊びや活動への固執: 日常の中で特定の遊びや活動に固執し、新しい遊びに挑戦しようとしない。
  • 変化への抵抗: ルーティンが崩れると不安を感じることがあり、新しい環境や状況に適応するのが難しい。

大きな変化を与えることは、逆にマイナスになる恐れがあります。

子どもが少しずつ新しい遊びや活動にチャレンジできるよう、ゆっくりサポートしていきましょう。

グレーゾーンやASDの子どもに対するアプローチ

グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)の子どもに対しては、個々の特徴を理解し適切なアプローチを取る必要があります。

新しい遊びを与えるときは、子どもから手を伸ばすまで待つのも一つの方法です。

最初は遊ばないおもちゃでも、数日後に興味をもち遊び始める子どももいます。

子どもの特徴に合わせ、どの方法が良いかいろいろチャレンジしてみてください。

興味を引き出す工夫

子どもの興味を引き出す工夫をする、遊びに対する意欲を引き出せます。

  • 興味のあるテーマを取り入れる: 子どもの興味のあるテーマや遊びを取り入れ、興味の幅を広げる。
  • 好きなキャラクターや形を活用: 知育玩具を取り入れる際に、好きなキャラクターやデザインを取り入れ興味を引く。

このように、子どもが興味を示すテーマやデザインを積極的に取り入れ、子どもが自ら興味を示すよう工夫すると良いでしょう。

安心できる環境作り

グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)の子どもにとって、安心できる環境は重要です。

  • 静かな場所の提供: 静かな場所や、自分がリラックスできる空間を用意することで、遊びに集中しやすくなる。
  • 環境の変化は少しずつ: 急に環境を変えるのではなく、少しずつ新しい遊びや場所に慣れさせる。

とくに、新しいことを始めるときは、状況の変化に適応できず混乱する恐れがあります。

まずは、場所や環境に慣れることを優先し、適用できるようになってから徐々に取り組めるよう段階を踏んでいきましょう。

適度なサポートと自由

遊びをサポートする際、あまりにも手を出しすぎると、子どもの自主性を失う恐れがあります。

一方で、完全に放置するのも良くありません。

サポートを行う時は、以下のような点を心掛けて行きましょう。

  • 適度なサポート: 子どもが困ったときや助けが必要なときにサポートすることで、安心感を与える。
  • 自由な遊びの時間: 子どもが自分のペースで遊びを進められるように、自由な時間を設ける。

適度なサポートと自主的に遊ぶ時間のバランスを考慮した環境作りが大切です。

グレーゾーンやASDの子どもにブロックおもちゃを選ぶ理由

グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)の子どもに、ブロックを選ぶ理由とその効果を紹介します。

1. 創造力と自己表現力の向上

ブロックは、子どもが自分のアイデアを自由に表現できる素晴らしい知育玩具です。

単純な積み木から複雑な構造物まで、ブロックを使って作り上げる過程は、創造力を育を養う助けになります。

さらに、ブロック遊びを通じて子どもは自己表現力を高め、自分の考えを他者に伝える力を磨くことが可能です。

2. 問題解決能力の育成

ブロックを組み立てる過程で、子どもは自然に問題解決へ取り組み姿勢を見せるようになります。

ブロック遊びは、崩れないための安定した土台を作りや、限られたブロックで目的の形を作り上げるための工夫が必要です。

このような遊びを繰り返し行うことで、論理的思考や空間認識能力を鍛えられます。

グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)の子どもにとって、こうした工夫は日常生活や学習に役立つでしょう。

3. 手先の器用さと集中力の向上

ブロック遊びでは細かな作業が求められるため、手先の器用さが自然に磨かれます。

また、完成を目指して集中することが求められ、子どもの集中力向上にも効果的です。

とくにグレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)の子どもにとって、こうした遊びの中での成長は非常に重要です。

ブロック遊びを通じて得た手先の器用さは、日常生活の中での自立度を高めるだけでなく、自己肯定感の向上にも繋がります。

4. 社会性やコミュニケーション能力の向上

ブロック遊びは一人でも楽しめるため、グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)の子どもにとって落ち着いた環境で遊べます。

また、ブロックは言葉を使用せずに遊べ、自然と友だちが輪に入りやすい知育玩具です。

共同で作品を作ることが相手の存在や意見を意識する場面となり、社会性を育む大きなきっかけとなるでしょう。

グレーゾーンやASDの子どもにブロックおもちゃを選ぶメリットとデメリット

グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)の子どもにブロックを進める、メリットとデメリットを紹介します。

グレーゾーンの子どもにブロックを進めるメリット

ブロックは無限の組み合わせが可能で、子どもが飽きずに長時間楽しめるおもちゃです。

テーマや興味に合わせた遊び方ができるため、学びの機会としても利用できます。

また、異なる素材や形状のブロックを通じて、触覚や資格などの感覚遊びが可能になり、感覚過敏がある子どもの感覚統合にもおすすめです。

組み立てる音や崩れる音など聴覚を刺激することもでき、五感遊びとしても注目されています。

さらに、友だちと一緒にブロック遊びをすることでコミュニケーションの機会が増え、交友関係を広げる効果も期待できます。

ブロックおもちゃの多くは、数量を好みに合わせて購入でき、不足のときは買い足せます。

そのため、「遊ばない」という心配がある子に気軽に与えられるメリットもあります!

グレーゾーンの子どもにブロックを進めるデメリット

ブロックの中には小さな部品が含まれる場合があり、誤飲のリスクがあるため年齢が低い子どもには注意が必要です。

使用する際は、年齢に適したサイズを選ぶようにしましょう。

また、ブロックの数が多いと、遊び終わった後の片付けが大変になることがあります。

適切な量を検討し、片付けが苦手な子どもには片づけやすい専用の収納ケースを用意しましょう。

難易度の高いブロックや複雑な形にチャレンジするときは、思い通りにならずフラストレーションを感じることがあります。

子どもの特徴に合わせた難易度のブロックを選び、困ったときには助けてあげる姿勢も必要です。

なお、長時間の活動は、疲れがたまる原因でもあります。

年齢が低い子や導入直後は夢中になり過ぎる可能性があるので、時間を区切った遊びを心がけましょう。

グレーゾーンやASDの子ども向けのおすすめブロックおもちゃ10選

グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)の子どもにおすすめのブロックおもちゃを10選ご紹介します。

それぞれのおもちゃが持つ特徴や利点、価格帯についても詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

1. デュプロ (LEGO DUPLO)】大きなパーツで組み立てやすい

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デュプロは、レゴよりも大きなパーツで設計されており、幼児でも安全に遊べる設計です。

パーツが大きいので、高さを活かしてトミカやプラレールの街づくりにも活用できます。

グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)の子どもは、お気に入りのおもちゃを紛失したり、作った作品が壊れたりするとパニックを引き起こす可能性があります。

そのため、パーツが大きく紛失の心配が軽減できるディプロは、長期間利用できるおもちゃとしておすすめです。

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2. 【マグフォーマー (MAGFORMERS)】磁石でつながるカラフルブロック

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磁石を使って簡単に組み立てられるこのブロックは、複雑な構造を作りやすいのが特徴です。

「カチッ」と偶然つながる感触や創造力をかき立てる形が、グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)の子どもの五感遊びに適しています。

年齢を重ねるごとに、2Dから3Dへとアイデアを膨らませるブロックなので、長期に渡り遊ばせられるのも良い点です。

3. 【レゴクラシック (LEGO Classic)】ブロックと言えばコレ!

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乗り物や建物、動物も作れるレゴは、発達に遅れがある子に限らず、多くのことも達に品気のブロックおもちゃです。

自由に組み立てることができ、無限の可能性を秘めています。

完成したブロックを利用してごっこ遊びを行なえば、社会のルールやコミュニケーション力も養えます。

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4. 【nanoblock(ナノブロック)】集中力を高めたい子どもにおすすめ

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ナノブロックは、非常に小さなパーツを使って細かな作品を作り上げるブロックおもちゃです。

普通のブロックやパズルでは物足りない子どものステップアップとして向いています。

ポケモンやサンリオキャラクター、お城や乗り物など、さまざまな種類があるので、子どもの好みに合わせて遊ばせられます。

5. 【LaQ (ラキュー)】作って動かせる日本製のパズルブロック

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LaQ (ラキュー)は、7種類の異なるパーツをジョイントでつなげて組み立てるパズルブロックです。

球体も作り出せるので、細かな構造もリアルに作り出せます。

ボールジョイントを組み合わせれば、関節のように動きを再現することも可能です。

プログラミング的思考力や集中力が身につくことから、小学生に人気があります。

パーツが細かいので小さい子どもがいる家庭は、取り扱いに注意してください。

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6. 【TOY BLOCK】大きくて軽いブロックおもちゃ

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「TOY BLOCK」は、高さ9.9cmもある大型のブロックおもちゃです。

パーツの重さは55g~100g程度なので、小さい子どもでも楽に持ち上げられます。

大きいので秘密基地やボール―プールも作れ、全身を使った遊びが可能。

雨の日の室内遊びとしてもおすすめです。

7. 【ピタゴラスBASICボールコースターDX】コロコロ転がる面白さ!

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「ピタゴラス」は、磁石をつなげて建物や乗り物が作れるブロックおもちゃです。

その中でも、特におすすめなのが「ピタゴラスBASICボールコースターDX」!

ただ繋げるだけではボールが止まってしまうため、創意工夫しながらコースを完成させる楽しみがもてます。

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8. 【レゴ テクニック】車好きな子どもにおすすめ!

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「レゴ テクニック」は、リアルな車のメカニズムを学べるブロックおもちゃです。

実際の車の特徴を精巧に再現しているブロックで、V型10気筒エンジンの構造やステアリングの動きなどを理解しながら組み立てができます。

大人にも人気のブロックおもちゃなので、車好きのパパと一緒に組み立て、親子の絆を深めるのにもおすすめです。

9. 【ボーネルンド クアドリラ・ツイスト&レールセット】クルクルが楽しい!

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「ボーネルンド クアドリラ・ツイスト&レールセット」は、木製おもちゃとしても人気のあるブロックおもちゃです。

自閉スペクトラム症(ASD)の子どもは、くるくる回るものを好む傾向があります。

視覚的に興味を引きながら、創造性や思考力を養うのに効果的です。

ビー玉を使用しているので、破損や誤飲のリスクがあります。取り扱いにはご注意いください。

10. 【Gakken ニューブロック】踏んでも痛くない柔らか素材

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「Gakken ニューブロック」は、幼稚園や保育園、療育の現場でもよく利用されているブロックおもちゃです。

組み合わせることで、さまざまな形を再現可能。立体空間の認知力や想像力を養えます。

空気でブロックを膨らませたプラスチック素材なので踏んでも痛くなく、小さい子どもにもぴったりです。

遊ばないグレーゾーンやASD児にはブロックおもちゃがおすすめ!

ブロックおもちゃは、グレーゾーンや自閉スペクトラム症(ASD)子どもにとって、創造力や問題解決能力、視覚や聴覚遊びにおすすめの知育玩具です。

おもちゃを買い与えても遊ばないことが予想される子どもには、量を調整して与えてみてください。

ブロックおもちゃは、シリーズで増やしていける商品が多いので、興味を示したタイミングで買い足すことが可能です。

ブロックおもちゃの種類により、小さいパーツを使用している場合があります。

与えるときは、子どもの年齢や特徴に合わせたサイズのブロックおもちゃを選びましょう。

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